緊急避妊薬の種類

現在、日本国内で緊急避妊薬として用いられているものの種類としては、大きく2つに分けられます。
1つ目は、これまでにも計画的な避妊や月経不順症の改善などのために使われてきた中用量ピルなどです。
中用量ピルというのは、錠剤のなかに含まれる卵胞ホルモンという女性ホルモンの量が50マイクログラムであるものをいいます。
現在では避妊目的で量されているピルのほとんどが50マイクログラム未満の低用量ピルに移ってきていますが、これは卵胞ホルモンの含有量が多いタイプのピルを飲むと、吐き気、めまい、頭痛などの副作用が起きやすいということによります。
緊急避妊薬としてこの中用量ピルを用いる場合は、例えば避妊が必要になったときただちに2錠を飲み、その12時間後にさらに2錠を追加で飲むということになります。
卵胞ホルモンの量が50マイクログラム以上の高用量ピルや、一般的な低用量ピルで代用することもあり、この場合には飲む錠数などもそれぞれ異なってきます。
いずれにしても、通常の計画的避妊に用いるための量よりもかなり多くの量を一度に飲むことによって、体内でのホルモン値を一気に高めて妊娠を防ぐ方法となります。
2つ目は、緊急避妊薬として専用に製造されたピルで、2011年に日本国内でもはじめて厚生労働省から医薬品の承認が下りています。
このタイプのピルについては、黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンが主成分となっており、1つの包装に2錠入っていますので、性行為後できるだけすみやかに、2錠を一度に飲むことによって、避妊を行うことが可能となっています。
こちらは計画的避妊の目的では使われず、あくまでも緊急に避妊する目的のためだけに使用します。